【Picassoグループのオーナーとしての投稿です】【重要】
おかげさまで、来たる8月1日でPicasso創業20年となります。
20年前の今日は、
カウンター一杯に調理器具や皿やグラスが納品され、
ひとりで黙々と段ボールから出していた頃かと思います。
途中、両親が様子を見に来たり、
深夜には後輩が冷やかしに来たりしました。
店内を見回して
「学園祭みたいすね」
と言われたのをよく覚えてます。
7月30日に内装工事が終了し、引き渡し、31日に1日仕込みで8月1日にはオープンしてました!
振り返ってみると、働いている期間の半分以上はPicassoで過ごしたことになってしまいました。
「達成感」というよりも「なんとなく」とか「いつのまに」というほうがしっくりきます。
強烈な「理想」というものも掲げずにやってきたので、未だに自分の店がどういうものなのかもはっきりわからぬままではありますが、
ひとつだけ言えるのは
「かなり多くの人に支えられ、助けられてきたなぁ」
ということです。
(ありきたりですみませんが)
「本当にありがとうございます」
さて、
20年経ったからといって何かを改めるとか、何かを新しくする、とかはないのですが、
ひとつだけ大きな決断をしました。
誠に申し訳ないのですが、
「ピリカラソースBABA店」を閉店することにしました。
BABA店も本当に多くのお客さんに可愛がっていただいており、本当に心苦しいのですが、
様々な事を総合的に考えて出した結論であります。
高田馬場という立地から少しズレてきたのかな、という感覚的な思い、
慢性的な人手不足、
店内設備の老朽化、
そして、
きのしたの老朽化。
正直なところ、
だいぶ「踏ん張れなくなって」きました。
ここでもう一度、
いろいろ見直し、きのしたの役割とスタッフの在り方を確立させようと考えてます。
まだまだ現場を離れる気はないのですが、
あまりにも余裕のない毎日から、
もう少し、いろいろ見て、考えられるような時間を作りたいと思ったのです。
数多くの飲食店が淘汰されていく中、
例えば、Picasso創業時では珍しかった
「BAR&KITCHEN」という形態も、今ではあたりまえとなり、それだけでは持続できなくなってきているのを感じます。
つまり、
「次の進化」が求められているのです。
残る2店舗を今以上にしっかりした店にし、
1、2年後に再び出店することを目指していきたいと思ってます。
常日頃
「お店を閉めることはお客さんに対しての最大の裏切り」
と公言していましたので、
誠に身勝手な決断だと思っております。
どうかお許しください。
そして、
本来「20周年」という大変おめでたい報告の場で、このような発表になってしまったこと、
重ねてお詫びいたします。
それでももちろん「20周年」のイベントはしっかりやらせていただきます。
今のところ、
BABA店の営業は、8月25日までという予定でおります。
最終的な日程が決まりましたら、またお知らせいたします。
最後までしっかりやるつもりですので、
よろしくお願いします。
Picassoきのした