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【カリっと焼いたじゃがいもときのこ トリュフオイルで】

いつも「じゃがいもっていうのは偉いヤツだなぁ」と思います。
いろいろなカタチに変貌できて、それぞれの場面で自分自身を主張して、そして唯一無二の料理になり得る。
熱くても温かくても冷たくても、
丸ごとでも細かくても大きくても細くても太くても潰しても漉しても、
蒸しても茹でても煮ても揚げても、
少量なら「生」でも。
味付けだって、
和ダシでも洋ダシでも醤油でもカレーでも、
組み合わせも、
やさいだろうと肉だろうと魚だろうと…
とにかく無限大に登場可能で、
そしてなにより「安い!」

そんな「じゃがいも」そのものを味わうには?

Picasso1のRENTARO店長は
「飲み屋のつまみには『揚げたじゃがいも』は絶対に必要です」
と威張ってます。

確かにそうなんですが、
「フライポテト」をスペシャルにするんじゃなくて、
「ウチの店ならではのじゃがいも」ってないかな、と考えておりました。

きっかけは、
今年の夏の新作の「鮎のコンフィ」でした。
コンフィした鮎をお出しする時に表面をパリっと焼き、鮎も温かいほうがいいな、と思いまして、
じゃがいもと一緒にオーブンに入れて仕上げてました。

試作の時に最初に感じたのは「あら、じゃがいもがおいしいゾ」と。

ですから夏の頃からこの「じゃがいも」だけをどうしようかと考えていたのです。

いろいろ試したのですが、行きついた作り方はとてもシンプル。
電子レンジで丸ごと皮ごと火を入れたじゃがいもの皮を剥き、スライスし、フライパンにのせて多めの油で揚げ焼きになるようにオーブンへ。
アクセントになるようにきのこも一緒に。
Picasso1のスタッフ(オレ様)トールくんが「絶対エリンギですよ」というのでエリンギも。

焼き上がってからほんの下味程度の塩を振り、
更に盛り付けてからトリュフオイルをタラ〜り。
別にゲランドの塩を添えて好みの量を加えて食べていただきます。

どのくらい油を使うのか、とか、どのくらいの温度でどのくらいオーブンに入れるのか、とか、じゃがいもはどのくらいの厚さがいいのか、とか、
確かにいくつかのポイントはあるんですが、基本的にはシンプルで隠し事のないレシピです。

でもでもでも、
これがなかなかいいわけです。
カリっとした食感とホクっした食感のコントラスト、
かすかに鼻に抜けるトリュフオイルの香り、
後から来るゲランドの塩気、
きのこは一緒に食べても口直し風にそれだけで食べてもよし。

もしかしたら、
あまりウチの店では用意してない、ちょっといいブルゴーニュのピノノワールが合うんじゃないかな、なんて思っちゃいます。

もちろん、普段着のワイン、赤でも白でも、そして日本酒でも、もちろんビールにも合っちゃうのが「じゃがいも」

おそらく定番化し、
長く人気となり得るメニューの完成かと思ってます。

ただ今、Picasso1、ピリカラソースBABA店でお出ししてます。

Picasso 1 Picasso 2 BABA

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